きのこと木材
著者
書誌事項
きのこと木材
(きのこの生物学シリーズ, 6)
築地書館, 1989.10
- タイトル読み
-
キノコ ト モクザイ
大学図書館所蔵 件 / 全95件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
引用文献: p116-118
内容説明・目次
内容説明
自然界の物質循環にはきのこを含めた微生物や小動物がおおいに貢献しており、こうした分解者がいなければ地球はたちまち落葉、落枝、倒木で厚くおおわれてしまう。これらはきのこを含めた微生物と木材のかかわりを好ましいものとする見方であるが、木材という材料をわれわれが種々の用途で利用してゆくさいには、腐朽害というはなはだ不都合な問題がつきまとう。本書では、栄養源の摂取法を異にするいわゆる腐生菌、寄生菌、共生菌の中での木材腐朽菌の位置づけ、木材腐朽力の獲得と発展経路、木材の腐朽型の類別とその特徴、発生環境を異にする各種木材腐朽菌の生理・生態など、菌類としての木材腐朽菌についてきのこを主体に解説する。
目次
- 木材に生えるきのこ(生育空間・栄養源としての木材;木材腐朽菌としてのきのこ;きのこの種類)
- 木材の腐朽(腐朽の進行過程;腐朽による変化;木材の耐朽性)
- 木材の防腐(建築物の木材腐朽菌;その他よく見かける木材腐朽菌;腐朽の発生条件;建築物の腐朽防止方法)
- エピソード(フクロウとサルノコシカケ;天井裏に隠れていた腐朽菌)
「BOOKデータベース」 より