多摩川 : 境界の風景
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書誌事項
多摩川 : 境界の風景
(有隣新書, 35)
有隣堂, 1988.8
- タイトル読み
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タマガワ : キョウカイ ノ フウケイ
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内容説明・目次
内容説明
東京と神奈川の境界を流れる多摩川は、また一方で、現世と来世の境を意味し、自然堤防の外側に広がる河原は、封建領主の権力に秩序づけられることのない特有な空間であった。本書は、流域にのこる民俗信仰のなかに「川」のもつ精神史的な意味を問い、さらに、上流から河口域にいたる風土的な特色を概観し、江戸の防衛、渡船の運営、遊興空間の形成、用水の開削、砂利採掘など、多摩川をめぐる人間の営みの歴史を、さまざまな側面から浮き彫りにする。
目次
- 第1部 多摩川—そのイメージ(玉川の精神史;多摩川流域の風土)
- 第2部 境界の風景(中世の多摩川;江戸防衛と多摩川;渡船場の景観;遊びの空間)
- 第3部 自然と人間(治水と利水;砂利採掘—多摩川の荒廃)
「BOOKデータベース」 より