「未開」概念の再検討
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書誌事項
「未開」概念の再検討
リブロポート, 1989.9-1991.6
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- タイトル別名
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未開概念の再検討
- タイトル読み
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ミカイ ガイネン ノ サイケントウ
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注記
アジア・アフリカ言語文化研究所における、同題のプロジェクト研究会 (1986年-) の記録をまとめたもの
内容説明・目次
- 巻冊次
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1 ISBN 9784845704309
内容説明
本書は東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所の共同研究プロジェクトの一つとして、川田を主査として1986年度から実施されてきた「『未開』概念の再検討」の第1回から第3回までの研究会の記録である。
目次
- はじめに
- 報告〈1〉なぜ「未開」概念を問題にするか(川田順造)
- 報告〈2〉未開のフォークロア(野村雅一)
- コメント 異人と語り(坂部恵)
- 人間観の形成と異人の存在(小松和彦)
- ディスカッション 未開概念の諸相
- 報告〈3〉外なる未開と内なる未開(阿部謹也)
- コメント さざなみとしての文化、うねりとしての文明(船曳建夫)
- ディスカッション 畏怖と差別
- 報告〈4〉なぜ民族音楽学か(徳丸吉彦)
- ディスカッション ヨーロッパの未開概念
- 報告〈5〉他界と異界、祖霊と神々(住谷一彦)
- 報告〈6〉都市空間の中の異界—イタリアと日本の比較を中心に(陣内秀信)
- コメント イスラム都市との関連で(堀内勝)
- ディスカッション 異界の諸相
- おわりに(川田順造)
- 巻冊次
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2 ISBN 9784845706334
目次
- レジュメ 先史学から見た未開と文明(インカ帝国;新大陸の文明)
- 報告 7 先史学から見た未開と文明(文明の尺度をめぐって;文化と文明についての再定義;古代における未開;相対と普遍の間;文化と社会)
- 報告 8 民族学における通文化的〈統計的〉研究から見た未開と文明(社会・文化の指標をどこに置くか;民族音楽学における統計的手法;「原始」と「未開」;文明の民族・未開の民族)
- 報告 9 歴史学・民俗学・民族学(ヨーロッパ史研究の立場から;インド史研究の立場から;民俗学の立場から;歴史の基礎知識とは何か)
- 報告 10 推進機構と制御機構—社会進歩の機械論的モデル(家族の進歩と国家の進歩;ギリシアの神話と都市の関係;進歩史観と家族制度)
- 報告 11 日本社会における未開と文明(近代化日本における未開の問題;ヨーロッパ社会における未開と文明;網野説へのいくつかの疑問;未開なるものと日本的なるもの)
「BOOKデータベース」 より