常世論 : 日本人の魂のゆくえ
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常世論 : 日本人の魂のゆくえ
(講談社学術文庫, [897])
講談社, 1989.10
- タイトル読み
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トコヨロン : ニホンジン ノ タマシイ ノ ユクエ
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注記
平凡社刊「常世論」(1983年5月)を底本とする
シリーズ番号の記述はカバーによる
内容説明・目次
内容説明
常世は、水平線の彼方に対する憧憬と死がまじり合ったもの。しかし常世は、祖霊の在す幽界や黄泉の国、そして沖縄のニライカナイともつながら。著者は、そうした世界が観念化される以前の原風景を求めて、補陀落渡海や浦島伝説、また産小屋の問題などに立ち向かう。新しい発見の感動に支えられて、柳田・折口両先学らの論を一歩進めようと、日本人の原郷意識に挑んだ谷川民俗学の代表作の一つ。
目次
- 海彼の原郷—補陀落渡海
- 常世—日本人の認識の祖型
- 若狭の産屋
- 南の島
- ニライカナイと青の島
- 越の海
- 志摩の記
- 淡路の海人族
- 常陸—東方の聖地
- 丹後の浦島伝説
- 美濃の青墓
「BOOKデータベース」 より