放射線の人体への影響 : 低レベル放射線の危険性をめぐる論争

書誌事項

放射線の人体への影響 : 低レベル放射線の危険性をめぐる論争

ロビン・ラッセル・ジョーンズ, リチャード・サウスウッド編 ; 市川定夫 [ほか] 訳

中央洋書出版部, 1989.11

タイトル別名

Radiation and health : the biological effects of low-level exposure to ionizing radiation

タイトル読み

ホウシャセン ノ ジンタイ エノ エイキョウ : テイレベル ホウシャセン ノ キケンセイ オ メグル ロンソウ

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内容説明・目次

内容説明

1986年11月24日と25日の両日、ロンドンにおいて、英国「地球の友」「グリーンピース・インターナショナル」が後援者となり、わが国では例をみない「電離放射線の生物効果」に関する国際会議が開催された。原子力による放射線被曝を規規制する立場にある推進側と、原子力に反対する立場にある側とが一堂に会し、一般参加者にも討論への参加を保証するという「開かれた」会議であった。本書はこの会議の全容を伝える貴重な記録であり、近年激しい論争が続いている低レベル放射線の影響について、各界の学者らが主張する知見と、それをめぐる白熱の討論によって構成されている。広島および長崎の原爆被曝者に関する追跡調査と再解釈、ウインズケール周辺で多発する小児白血病、チェルノブイリ事故の影響など、いずれも看過できないテーマばかりといえよう。われわれの生命が今どのような状況にさらされているのかを、客観的、科学的に考えるための問題提起の1冊。

目次

  • 環境問題(環境放射能からの線量;モニタリング結果の解釈 ほか)
  • ガンのリスク(職業被曝および線量限度低減への訴え;国際放射線防護委員会 ほか)
  • 疫学データ(電離放射線に対する感受性の個人差;細胞遺伝学的損傷;英国における小児ガンと自然放射線との関係 ほか)
  • チェルノブイリ(西欧におけるチェルノブイリ事故後の線量分布;チェルノブイリ事故の影響)

「BOOKデータベース」 より

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