写真幻論
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書誌事項
写真幻論
晶文社, 1989.9
- タイトル読み
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シャシン ゲンロン
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内容説明・目次
内容説明
今日ほど写真が氾濫している時代はない。だが、同時に、今日ほど写真が去勢させられている時代はない。新聞写真や家族の記念写真から、アッジェやアベドンの作品まで、写真が形成するさまざまな神話作用を暴き、写真というメディアが本来もつ力と毒を解明する。いま最も注目される写真家が実践から紡ぎだした写真の根源へのアプローチ。
目次
- 1 写真のトポロジー(写真と死;ペラスケスとアーバス;記念写真と「家族」;自己表現する被写体;新聞写真とことば;写真の中の笑い;シンディー・シャーマンと自写像;〈黄金の中庸〉木村伊兵衛;写真の本質は光を要求しな?;〈見る—見られる〉関係の破砕 ほか)
- 2 写真論を求めて(写真のメートル原器;見ることの暴力性;隠蔽されたものの映像;限りない差異をめぐって;写真論へ模策)
- 3 写真家論(小島一郎の風景;肖像写真の方法—リチャード・アベドンについて;眼の歩行者—高梨豊について;ユジェーヌ・アッジェ—パリとの「関係」と「プロセス」)
「BOOKデータベース」 より