「中間者」の哲学 : メタ・フィジックを超えて
著者
書誌事項
「中間者」の哲学 : メタ・フィジックを超えて
岩波書店, 1990.1
- タイトル別名
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中間者の哲学 : メタフィジックを超えて
- タイトル読み
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「チュウカンシャ」 ノ テツガク : メタ・フィジック オ コエテ
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注記
注: p289-293
内容説明・目次
内容説明
あらゆる文化装置は〈中間〉から生成する、都市も、社会も、歴史も…。中間とは限りなく複雑なシステム、諸次元が入り組み、振動する錯綜体だ。言語、身体、認識は、いずれもそのうちにあって共振する一断片に過ぎない。全体化を目指して自らを超え、再び帰る断片の循環のプロセス、思考の運動を追跡しよう。中心化と単純化を生む超越的な視座を廃して、中間にあることの負荷を担い続ける〈中間者〉の哲学=トランス・フィジックへ。
目次
- プロローグ 身体による世界形成
- 1 〈身〉の哲学(〈身〉のまわり;リビング・システムの錯綜性;身の成層)
- 2 双面神としての言語—〈見分け〉と〈言分け〉の交叉(言語と記号;ポール・ロワイヤルの論理学;思想のアルファベット)
- 3 〈中間者〉の認識論のために(直接的認識の方法;知性的認識の形成;媒介された認識による〈組み立て直し〉;比較による認識)
- エピローグ 〈中間者〉の存在論へ—トランス・フィジックの試み
「BOOKデータベース」 より