古文書の中のフィクション : 16世紀フランスの恩赦嘆願の物語

書誌事項

古文書の中のフィクション : 16世紀フランスの恩赦嘆願の物語

N.Z.デーヴィス著 ; 成瀬駒男, 宮下志朗訳

(平凡社選書, 132)

平凡社, 1990.2

タイトル別名

Fiction in the archives : pardon tales and their tellers in sixteenth-century France

タイトル読み

コモンジョ ノ ナカ ノ フィクション : 16セイキ フランス ノ オンシャ タンガン ノ モノガタリ

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内容説明・目次

内容説明

近代初期のフランスでは、過失や正当防衛によって殺人を犯した者は、国王にたいして刑罰の軽減を乞うことが認められていた。そのために作成されたのが、自分の身の上や殺人のてんまつをしたためた恩赦嘆願書lettres de r´emissionである。歴史家デーヴィスは、殺人者=被告(貴族や職人や農民)、公証人、書記官、裁判官らの協同作業のうえに成立した、複数の〈声〉をふくむ嘆願書のなかに、16世紀フランスの人々がどのように物語を語ったか/語らなかったかを聴き取り、そこから、民衆がことを起こす際のモティーフや現実処理上のストステジー、想像力を発堀する。

目次

  • 序論
  • 第1章 物語の時間
  • 第2章 逆上する男たちと正当防衛
  • 第3章 血の雨と女の声
  • 結論

「BOOKデータベース」 より

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