書誌事項

躁うつ病の薬理生化学

躁うつ病の薬理・生化学的研究懇話会編 ; 高橋清久[ほか]編

金剛出版, 1989.9-1992.9

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タイトル読み

ソウウツビョウ ノ ヤクリ セイカガク

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内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784772403214

内容説明

本態がいまだ不明な精神疾患として、精神分裂病は横綱格であろう。しかし、分裂病よりも躁うつ病に、精神療法的接近が不可能な病型が多いとも説かれている。1950年代に脳内アミン仮説が登場し、それの枯渇がうつ状態を、増加が躁状態をひきおこすと説明された。ところが研究が進むにつれて、仮説に合わない事実が多く発見された。その研究の行きづまりを打開するために、全国の中堅研究者が情報交換をめざして結集したのが「躁うつ病の薬理・生化学的研究懇話会」である。そして第3回総会で発表された最新の研究成果をまとめたのが本書である。

目次

  • 神経伝達の基礎—躁うつ病との関連
  • 細胞間情報伝達とGTP結合タンパク質
  • β受容体—細胞内情報伝達系に対する抗うつ薬の直接作用
  • 抗うつ薬慢性投与後のβアドレナリン受容体・情報伝達系
  • GTP結合蛋白質機能に対する抗うつ薬の作用
  • 躁うつ病のGABA仮説
  • 体液と血小板を用いた躁うつ病の臨床生化学的研究
  • 血漿中フェニルエチルアミン濃度測定法の開発と精神疾患における測定の意義
  • 時間生物学—特にうつ病との関連について
  • うつ病のアミン仮説に関する研究の動向
巻冊次

2 ISBN 9784772404020

内容説明

精神分裂病に劣らず成因や病態に、不明な部分を残す躁うつ病。1巻に続き、2巻でも気鋭の30数名による16のテーマを取上げての薬理生化学的研究が、収録された。

目次

  • 1 セロトニン受容体機能とうつ病の成因
  • 2 うつ病の病態生理と神経ペプチド
  • 3 うつ病の神経内分泌学的研究の動向
  • 4 躁うつ病の視床下部—下垂体—甲状腺機能
  • 5 うつ病の動物モデル—ストレスモデルと遺伝・素因モデル
  • 6 うつ病のセロトニン伝達過剰仮説
  • 7 GABAによる脳内セロトニン伝達の調節
  • 8 躁うつ病におけるリチウムの薬理生化学
  • 9 リチウムの細胞内情報伝達系に及ぼす薬理作用—病的興奮性膜選択的作用仮説
  • 10 リチウムとβ‐アドレナリン性受容体—アデニル酸シクラーゼ系
  • 11 3H‐イミプラミン結合部位—レセプターオートラジオグラフィー法による解析
  • 12 β‐アドレナリン受容体—G蛋白質—アデニル酸シクラーゼ共役機構に対する抗うつ薬の影響
  • 13 抗うつ薬の作用機序に関する蛋白質リン酸化反応
  • 14 神経科学における分子生物学的アプローチ—うつ病研究への導入の可能性

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN0431102X
  • ISBN
    • 4772403213
    • 4772404023
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    2冊
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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