サルはなぜ群れるのか : 霊長類社会のダイナミクス
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サルはなぜ群れるのか : 霊長類社会のダイナミクス
(中公新書, 959)
中央公論社, 1990.2
- タイトル読み
-
サル ワ ナゼ ムレルノカ : レイチョウルイ シャカイ ノ ダイナミクス
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注記
引用文献: p197-202
内容説明・目次
内容説明
ボスに統率されたニホンザルの群れは人間社会にとっても大変示唆するところの多い社会構造と考えられてきた。しかし雌や食物の確保をめぐる厳しい優劣関係と競争原理を伴うサル社会は、本当にすばらしいあり方をしているのだろうか。一人でぬけ出すわけにはいかない人間社会ならいざ知らず、なぜ弱いサルは強いサルに抑圧されながらも一緒にいつづけるのか。この根本的な問題を解きほぐしつつ、霊長類の社会構造の見直しを試みる。
目次
- 第1章 ニホンザルの社会構造—これまでの理解
- 第2章 動物はなぜ集まるのか—集合の基本原理
- 第3章 どうしてひとりで離れていくのか—集合と分散
- 第4章 劣位個体がなぜ一緒にいるのか—優劣順位の意味と意義
- 第5章 どんなときに分裂するのか—個体の分散と群れ分裂のメカニズム
- 第6章 集まったり離れたりするのはなぜか—離合集散と異種混合のメカニズム
- 終章 生物としての生き方を探る
「BOOKデータベース」 より