宮沢賢治の見た心象 : 田園の風と光の中から
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書誌事項
宮沢賢治の見た心象 : 田園の風と光の中から
(NHKブックス, 591)
日本放送出版協会, 1990.4
- タイトル読み
-
ミヤザワ ケンジ ノ ミタ シンショウ : デンエン ノ カゼ ト ヒカリ ノ ナカ カラ
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内容説明・目次
内容説明
1滴の露に全宇宙の美を見、一陣の風に永遠のときを感ずる。空にひびわれを見、天に響く妖しい楽の音を聴き、月に苹果の匂いを感ずる。賢治は心の中に明滅するさまざまな幻想や思念を、その場で書き留めてそれらを“心象スケッチ”“心の風物”と呼んだ。本書は、賢治の〈心の中の宇宙〉に分け入りながら、時代を超えて生きる詩人・童話作家のみずみずしい〈イメージ表現〉〈言語宇宙〉を捉えなおす。
目次
- 第1章 心象の世界へ(青い光と黄いろな時間—色と光の心象;天の楽音、空の軌り—音と匂いの心象;空のひびわれから異空間を見る—空の心象;四次元世界に遊ぶ—心の心象)
- 第2章 交響する心象
- 第3章 心象の背景を追う(透きとおった空の涯—天に結ぶ心象の世界;永遠のときを重ねた輝き—大地と自然の心象)
- 第4章 心象の言葉をめぐって(言葉のミクロコスモス—詩の心象を読む;銀河空間へ向って—童話の心象を読む)
「BOOKデータベース」 より