ドル体制の矛盾と帰結 : 通貨危機から保護主義へ

書誌事項

ドル体制の矛盾と帰結 : 通貨危機から保護主義へ

富塚文太郎著

読売新聞社, 1990.3

タイトル読み

ドル タイセイ ノ ムジュン ト キケツ : ツウカ キキ カラ ホゴ シュギ エ

大学図書館所蔵 件 / 76

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

ジャパン・マネーの逃避を恐れる米国は景気が減速しつつある現在も金利を下げることができない。これが東京とニューヨークの巨大マネー市場を危機感が覆っている。ニューヨーク株式の暴落と米国経済の失速を招きかねないこの事態は、ひとえに米国の国際収支の大赤字と、それによる米国経済とドルの弱化がもたらしたものである—ドル体制の抱える問題を根本的、体系的に解明し、90年代の日本と世界経済の理解に必須の書き下ろし好著。

目次

  • 第1章 ドルの下落と米国経済(2つのドル危機;ドル下落の意味と影響;ドル下落と米国の貿易バランス;ドル下落と企業・産業;経常収支の慢性赤字とドル下落;米国の債務国への転化)
  • 第2章 金・ドル体制の矛盾と変質(ドルの交換性;固定為替相場制と交換性;第1次ドル危機の発展;金為替本位制の神話と現実;金をめぐる攻防)
  • 第3章 世界ドル紙幣制と第2次ドル危機(変動為替相場制から管理変動制へ;石油危機と変動相場制の合法化;石変動相場万能論と米国の国際収支政策;ドルの世界紙幣化と米国の経常赤字;ボルカーとレーガン)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ