宗教を現代に問う
著者
書誌事項
宗教を現代に問う
(角川文庫)
角川書店, 1989.9-
- 上
- 中
- 下
- タイトル読み
-
シュウキョウ オ ゲンダイ ニ トウ
大学図書館所蔵 全10件
  青森
  岩手
  宮城
  秋田
  山形
  福島
  茨城
  栃木
  群馬
  埼玉
  千葉
  東京
  神奈川
  新潟
  富山
  石川
  福井
  山梨
  長野
  岐阜
  静岡
  愛知
  三重
  滋賀
  京都
  大阪
  兵庫
  奈良
  和歌山
  鳥取
  島根
  岡山
  広島
  山口
  徳島
  香川
  愛媛
  高知
  福岡
  佐賀
  長崎
  熊本
  大分
  宮崎
  鹿児島
  沖縄
  韓国
  中国
  タイ
  イギリス
  ドイツ
  スイス
  フランス
  ベルギー
  オランダ
  スウェーデン
  ノルウェー
  アメリカ
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784041636084
内容説明
近代文明とともに「神は死んだ」といわれながら、20世紀後半のこんにちまで宗教は根強く息づいている。たしかに神は見えにくくなったが、神は死ぬことができない。神の問題とは人間の問題にほかならないのだから。霞が関や永田町から「宗教」の世界は見えにくい。しかし、私たちは、巨大な「もう一つの世界」に、いつまでも目をつぶっているわけにはいかない。まっすぐな目で、宗教を見直してみよう。現代に生きる宗教、現代を救う宗教、現代を生かす宗教とはなにか。菊池寛賞受賞作品待望の文庫化。
目次
- 文明の果ての神々(掟;異言;原理;旅;原野;東西;新しい角度から)
- 仏教は死んだか(水俣;被差別部落;寺;宗門;葬;試行)
- 土着の神々(回帰;修験;巫呪;絆;包容;沖縄)
- 巻冊次
-
中 ISBN 9784041636091
内容説明
「神も仏もあるものか」という言葉は、日本人の宗教態度を、はからずも二つの側面から語ってみせた。ひとつは、日本人にとっての「神」は、試練や受難を経験することによって信仰にますます磨きのかかる、キリスト教的な、きびしくも全能な唯一神ではないこと。いまひつとは、神さまも仏さまも同時にまつり上げて矛盾を感じない“無限抱擁”的態度が日本人の宗教の基底にあること。日本の宗教史はその絢爛たるサンプルのようなものであった。人権を与えられ、繁栄を獲得した今、宗教はどう機能し得るか。
目次
- 全調査宗教法人X会
- 神々の輸出
- 小田実「生」と「死」
- 新聞記者が雲水になってみた
- 密教の風景
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784041636107
内容説明
もはや「来世」があるとはほとんどの人が信じられなくなったにもかかわらず、人はやはり死んでいかなければならない。生きがいを規定してくれものがいなくなったとしたら、生きがいは自ら調達しなければならない。国家、イデオロギー、進歩、マイホームなどが輝きを失いつつある現代に、人々はどこに「生きる意味」を見出したらよいのか。近代科学は、人間に富と力を与えた一方で、人間が冷たい宇宙の中の無意味な存在でしかないことを教え、神と人間と、人間と人間との絆をバラバラに解体してしまった。もはやあと戻りはできないとしたら、人間はどこにその絆を見出せばよいのか。
目次
- 神なき時代
- 全調査「お東さん」仏教は甦り得るか
- 韓国レポート
- 共産圏を歩いて神を見た
- エピローグ(告発される近代;人間の黄昏 心配だナ;近代を問いつめて…;走る宗教作ろうよ;民衆の魂の大地へ光を;自己変革の勇気を)
「BOOKデータベース」 より