書誌事項

蕉風論考

石川真弘著

(和泉選書, 50)

和泉書院, 1990.3

タイトル読み

ショウフウ ロンコウ

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内容説明・目次

内容説明

芭蕉が、天和時代に俳諧文学の確立を目指して志向した文学精神は、「侘び」「貧寒」の思想であったと言われているが、本書は、その考えを修正し、当時蕉門一派は漢詩文から「侘び」の詩風と共に艶治な作風を学び、そうした俳風こそ彼等が求めた風狂なる俳諧であると説く。

目次

  • 天和期の蕉風俳諧—『虚栗』の世界
  • 『孤松』をめぐって—『野ざらし紀行』の作風に及ぶ
  • 『続虚栗』考—貞朽期蕉風俳諧の姿勢
  • 言水編『前後園』をめぐって
  • 服部嵐雪伝—家系・出生地・青年時代
  • 服部嵐雪伝考—芭蕉入門から『猿蓑』入集まで
  • 元禄後期の江戸蕉門の様相—享保俳諧史序章
  • 芭蕉の龍門の二句
  • 「わせの香や」句考
  • 杉風筆「芭蕉翁座像図」記

「BOOKデータベース」 より

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