志賀直哉の領域
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志賀直哉の領域
(Litera works, 3)
有精堂出版, 1990.8
- タイトル読み
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シガ ナオヤ ノ リョウイキ
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内容説明・目次
内容説明
若き日の作家の苦闘に自己の内的「現在」に通じるものを見出したことから研究を始発させ、数多の資料群を解読・分析する傍ら、作品の言葉を手がかりにしてその作品を織り成す時代状況を把捉して、作品の襞に分け入り作者の精神を読みとろうとした著者初の論集。資料解読に作者の個性を超えるものとの関連を重視する意欲的考察。
目次
- 父子対立の問題—父の呼ぶ声
- 家庭をめぐる問題—家の財産と家族の構造
- 作家への道—学習院の教育環境
- 一つの転換—大山体験の意味
- 「鳥尾の病気」論
- 「大津順吉」論
- 「清兵衛と瓢箪」論
- 「和解」論
- 「或る男、其姉の死」論
- 「暗夜行路」・お栄造型の意味
- 「暗夜行路」の一断面
- 「暗夜行路」の姦通と自然
- 「菰野」の周辺
- 「時事新報」に見る初期志賀直哉と白樺派の作家たち
- 志賀直哉のリアリズム
- 志賀直哉研究史
「BOOKデータベース」 より