八犬伝綺想 : 英米文学と『南総里見八犬伝』
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八犬伝綺想 : 英米文学と『南総里見八犬伝』
(Fukutake Books, 21)
福武書店, 1990.6
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八犬伝綺想 : 英米文学と南総里見八犬伝
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ハッケンデン キソウ : エイベイ ブンガク ト ナンソウ サトミ ハッケンデン
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参考文献: p276-277
Description and Table of Contents
Description
19世紀前半、『南総里見八犬伝』が書かれたころ、時代はすでに〈個人と社会〉の不安定な関係を自覚する近代に入りつつあった。女たちの闊達と聡明、青年たちの不安、そしてペシミズムに彩られた無償のオプティミズムを背負って駆ける1人の法師。前近代の通俗小説といわれる『八犬伝』をメルヴィル、マーク・トウェインらの英米文学と自在に交錯させ、そこに隠された今日的な主題を紡ぎとる、新鋭の書きおろし。
Table of Contents
- 第1章 竜の宮殿
- 第2章 玉なすごとき玉梓
- 第3章 こよなき仇—英雄の旅発ち
- 第4章 永遠の少年たち
- 第5章 坂東のラヴレイス—網干左母二郎
- 第6章 再生する女たち
- 第7章 流離する妖婦—船虫
- 第8章 川と少年の物語
- 第9章 白の系譜学—メルヴィル
- 第10章 消滅する竜たち—「第9輯」の謎
- 第11章 母胎への逃走
- 第12章 父の帰還
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