性的不能者裁判 : 男の性の知られざる歴史ドラマ

書誌事項

性的不能者裁判 : 男の性の知られざる歴史ドラマ

ピエール・ダルモン著 ; 辻由美訳

新評論, 1990.9

タイトル別名

Le tribunal de l'impuissance : virilité et défaillances conjugales dans l'ancienne France

タイトル読み

セイテキ フノウシャ サイバン : オトコ ノ セイ ノ シラレザル レキシ ドラマ

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注記

原著 (Éditions du Seuil, 1979) の全訳

参照文献: p298-308

原注: p309-330

内容説明・目次

内容説明

17、8世紀、狂人、貧民、同性愛者、神を冒涜する人、錬金術師らと並んで、社会ののけものとされた人びとがいた。かれらは、性的能力がないとみなされたために、法廷に立たされて、「男らしさの神話」の代償を払わされた…。本書は、この法と宗教のつめたい機械にこなごなにされた不幸な犠牲者たちの知られざる歴史ドラマを通して、かれらを執拗に迫害した人たちの心性にひそむものを探りだす。

目次

  • 第1部 結婚と性的不能(法医学的にみた性的不能;どっちつかずの状況;性的不能者の結婚)
  • 第2部 婚姻無効の裁判(不能者裁判の全体的な枠組み;裁判の実施;予備的手続きと尋問)
  • 第3部 18世紀までの法医学上の手順(裁判と妻の検査の根拠;性器鑑定の段取り;コングレ〈性交実証〉)

「BOOKデータベース」 より

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