写真の誘惑
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写真の誘惑
岩波書店, 1990.9
- タイトル読み
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シャシン ノ ユウワク
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内容説明・目次
内容説明
写真をめぐってもっとも先鋭的な思考をつづけてきた著者は、メイプルソープが死の前年に撮った〈自写像〉に惹きつけられる。それは、著者を誘惑してやまない思考の迷宮への入口だった。この写真の衝撃は何なのか。写真史をたどれば、ますますこの写真の異質性だけが浮かび上がってくる。一枚の写真について考え抜きながら、これまでの思想を転倒させたスリリングな書き下し。
目次
- 一枚の写真(トローマティックなある経験;イメージとそのレフェラン;死と写真)
- 欲望と誘惑(あたらしい欲望;対象と手段;社会性の場)
- 自己の死(言説としての死;個人、集団、歴史;純粋な視線)
- 顔の体系(肖像と裸の顔;顔の言説;顔が崩れる)
- 表象の支点(死の図像学;可視の空間;主体からイメージへ)
- 未完のテクスト(隠喩としての死;異質なイメージ;円環をとじない物語)
「BOOKデータベース」 より