日本中世の社会と宗教
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日本中世の社会と宗教
岩波書店, 1990.10
- タイトル読み
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ニホン チュウセイ ノ シャカイ ト シュウキョウ
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内容説明・目次
内容説明
王法・仏法と神道、白山信仰など民俗的信仰、「鎮魂」の系譜、寺院と民衆、「芸能」等の問題を取り上げ、日本中世の王権および顕密仏教を中世社会生活史の角度からとらえ直す。その上にたって、中世の身分制に奥深くひそんでいた神秘的思考や現代にいたる仏教革新運動の歴史的性格などを考察して、日本人の宗教意識への新しい接近を試みる。
目次
- 序説 顕密体制論と日本宗教史論
- 第1部 顕密主義(建武政権の宗教政策—諸国一宮・二宮本所停廃に関連して;中世宗教史における神道の位置;白山信仰の構造—中世加賀馬場について;鎮魂の系譜—国家と宗教をめぐる点描;中世的知識体系の形成;顕密仏教における歴史意識—中世比叡山の記家について)
- 第2部 文化と社会(中世文学における王法と仏法;中世の身分意識と社会観;中世社会における「芸能」と音楽;日本中世における寺院と民衆;仏教革新運動の歴史的性格—とくに宗教の近代化をめぐって;中世における地域と国家と国王)
「BOOKデータベース」 より