書誌事項

日本経済近代化の主役たち

板橋守邦著

(新潮選書)

新潮社, 1990.11

タイトル読み

ニホン ケイザイ キンダイカ ノ シュヤク タチ

大学図書館所蔵 件 / 111

注記

『Signature』誌に「経済近代化の十字路」として2年間連載されたものを基本とする

内容説明・目次

内容説明

日本経済の発展は、単に30年代に始まる高度成長の結果ではない。明治いらいさまざまな試行錯誤を積み重ねながら、営々として培った経済の土壌の上に、はじめて大輪の花が咲いたのである。この本は、政府、財界、産業界が開発途上の若い日本を先進国に一歩でも近づけようと、あらゆる努力を傾けた記録である。

目次

  • 第1部 近代化への歩み(中央集権へのクーデター〈廃藩置県〉;大蔵省・司法省対決の波紋〈予算制度〉;文明開化路線の実物教育〈鉄道〉;ムダでなかった官業の失敗〈殖産興業〉;植民地化離脱のエネルギー〈条約改正〉;生糸をめぐる熱い戦い〈商権回復〉;デフレ強行で統一通貨〈中央銀行〉;新しい産業の担い手たち〈実業家の登場〉;大福帳を克服した人々〈ビジネス〉;年功序列、終身雇用のルーツ〈経営家族主義〉;育った民業の担い手たち〈経済団体の台頭〉;金融恐慌にはじまる激動の昭和〈金融と通貨—上〉深く根をおろした恐慌の教訓〈金融と通貨—下〉)
  • 第2部 産業の生みの苦悩(挫折から甦った鉄の技術〈鉄鋼業〉;世界一に突進した繊維産業〈紡積〉;官民一体で拓いた7つの海〈海運〉;輸出を支えた「黄金のシルク」〈繭と生糸〉;産業革命を支えたエネルギー〈石炭〉;欧米追撃の迫力ある歩み〈造船業〉;技術を支えた民間の情熱〈機械工業〉;外貨獲得の尖兵たち〈貿易と商社〉;民間で開花したエネルギー〈電力〉;技術自立への長い旅路〈電気機械〉;国際カルテルとの戦い〈化学工業〉;基幹産業育成の悲願〈自動車〉)

「BOOKデータベース」 より

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