ヘッセ
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書誌事項
ヘッセ
(Century books, . 人と思想||ヒト ト シソウ ; 89)
清水書院, 1990.11
- タイトル読み
-
ヘッセ
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注記
ヘルマン=ヘッセ年譜: p209-228
参考文献: p229-231
内容説明・目次
内容説明
ヘルマン・ヘッセは浪漫的抒情的作家として知られているが、第1次大戦に際しては、公然と戦争反対の新聞声明を出して後、ドイツ国内から売国奴と罵られ、家庭も崩壊する一方、戦争の悲惨と残酷さを身に泌みて感じて、深い内省の中で、ヨーロッパ文化の衰退を予感した。その救いを東洋の英知に求め、名作『シッダルタ』を書き、一方第2次大戦を予感して、『荒野の狼』を書く。ついで『ナルチスとゴルトムント』に両性と二元の統一を求め、理想的教育州の大作『ガラス玉遊戯』を書いて、20世紀最高の傑作と称えられ、西欧の賢人として人々の尊敬を集める。そしてノーベル賞を授与され、晩年の諸作によって広く世界の視聴を集めた。
目次
- 1 早熟な少年(ヘッセの家系;幼年時代;学校との闘い;混乱と模索)2 甘美な青春作家(作家としての出発と成功;第1次大戦の勃発;新たなる覚醒)
- 3 西欧の賢者(内面への道;現実と理想の狭間で;第2次大戦と困窮の日々;円熟と晩年)
「BOOKデータベース」 より