日本人の表現力と個性 : 新しい「私」の発見
著者
書誌事項
日本人の表現力と個性 : 新しい「私」の発見
(中公新書, 997)
中央公論社, 1990.12
- タイトル読み
-
ニホンジン ノ ヒョウゲンリョク ト コセイ : アタラシイ ワタクシ ノ ハッケン
大学図書館所蔵 全196件
  青森
  岩手
  宮城
  秋田
  山形
  福島
  茨城
  栃木
  群馬
  埼玉
  千葉
  東京
  神奈川
  新潟
  富山
  石川
  福井
  山梨
  長野
  岐阜
  静岡
  愛知
  三重
  滋賀
  京都
  大阪
  兵庫
  奈良
  和歌山
  鳥取
  島根
  岡山
  広島
  山口
  徳島
  香川
  愛媛
  高知
  福岡
  佐賀
  長崎
  熊本
  大分
  宮崎
  鹿児島
  沖縄
  韓国
  中国
  タイ
  イギリス
  ドイツ
  スイス
  フランス
  ベルギー
  オランダ
  スウェーデン
  ノルウェー
  アメリカ
この図書・雑誌をさがす
注記
引用文献: p 173-174
内容説明・目次
内容説明
日本の社会には“集団的私語”が充満している。そもそも私語がはびこる原因には、言語的にいって、日本語では話し手の立場の共通性があり、さらにその奥には、日本人の意識のありよう、すなわち「即物性」と「即時性」がある。本書は、集団的私語の根底にひそむものは、日本語特有の「私語」性と「集団」性だと考え、これによる言語と文化の関係を日本文学のテキストを中心に検討し、日本人の視点、表現力、その個性をさぐる。
目次
- 第1章 日本人の感性(現実をどう捉えるか;表現の質—叙景と抒情;日本語の音韻と現在感;日本語の構文—現実の追求)
- 第2章 日本語の社会性(話し手の言語;話し手の共感、視点の集団性;客観性と社会性)
- 第3章 現代日本文学の問題(語り手の声と複眼の視点;客観小説『花影』の中の大岡昇平;『薮の中』新釈;池田満寿夫の『エーゲ海に捧ぐ』;キリスト教と日本語—遠藤周作の『沈黙』;戯曲の客観性について;高橋源一郎『優雅で感傷的な日本野球』)
「BOOKデータベース」 より