畏怖する人間
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書誌事項
畏怖する人間
(講談社文芸文庫, [か-B3])
講談社, 1990.10
- タイトル読み
-
イフスル ニンゲン
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注記
叢書番号は第17刷 (2021.8) のブックジャケットによる
著書目録: p395-398
底本: 1987年トレヴィル刊行
内容説明・目次
内容説明
その出発以来、同時代の“知”に、圧倒的な衝撃を与えつづけて来た著者の、秀れた光芒を放つ第一評論集。群像新人文学賞受賞作「意識と自然—漱石試論」をはじめとし、その後の『マルクスその可能性の中心』『日本近代文学の起源』『探究1』『探究2』など、柄谷行人のその後の力業を予告する初期エッセイ群。
目次
- 意識と自然—漱石試論 1
- 内側から見た生—漱石試論 2
- 心理を超えたものの影—小林秀雄と吉本隆明
- 発語と沈黙—吉本隆明における言語
- 閉ざされた熱狂—古井由吉論
- 江藤淳論—超越性への感覚
- 夢の呪縛—埴谷雄高について
- 高橋和巳の文体
- 芥川における死のイメージ
- マルコ伝について
- 「実践」とはなにか
- 地図は燃えつきたか—大江、安部にみる想像力と関係意識
- 二人の先行者—江藤・大江論争について
- 内面への道と外界への道
- 自然的なあまりに自然的な…—精神の地下室の消滅
- 批評家の「存在」
- 2冊の本—『歴史と文学』『復興期の精神』
- 吉本隆明『情況』
- W.H.オーデン『第二の世界』
- 吉井由吉『男たちの円居』
- 鮎川信夫『歴史におけるイロニー』
「BOOKデータベース」 より