無きが如き
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無きが如き
(講談社文芸文庫)
講談社, 1989.7
- タイトル読み
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ナキガ ゴトキ
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注記
参考資料・著者目録: p244〜245
内容説明・目次
内容説明
原爆投下から30数年、〈女〉は長崎を訪れた。坂の上の友人の家で、人々と取止めない話を交しながら死んでいった友たちや、14で被爆した自らの過去を回想する。日々死に対峙し、内へ内へと篭り、苦しみを強いられ生きる被爆者たち。老い。孤独。人生は静まり返っているが体験を風化させはしない。声音は低く深く響く。原爆を凝視する著者が被爆者の日常を坦々と綴る名篇。
「BOOKデータベース」 より