旗本の経済学 : 御庭番川村修富の手留帳

書誌事項

旗本の経済学 : 御庭番川村修富の手留帳

小松重男著

(新潮選書)

新潮社, 1991.1

タイトル読み

ハタモト ノ ケイザイガク : オニワバン カワムラ ナガトミ ノ テドメチョウ

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内容説明・目次

内容説明

徳川将軍真参の旗本については、映画やテレビなどで、随分と派手に描かれている。しかし、興味をもたれている割には、実態はあまり知られていない。本書は、川村修富の日記風の備忘録「手留」を通して、一個の旗本の生涯を明らかにしたものだ。しかも、旗本川村家は「御庭番」の家柄だった。いうまでもなく隠密なのだが、ときに要人の警固にもあたった。58年間にわたるこの「手留」は、昇進にともなう彼の収入ばかりでなく、御庭番の鋭い眼に入った大奥のさまざまな秘事、そして旗本の家庭内に起きた悲喜劇、事件を率直に書き残している。

目次

  • 第1章 年収50俵からの出発
  • 第2章 「頂戴物」と「御礼廻り」の日々
  • 第3章 幕府の官僚組織のなかで
  • 第4章 御貸付金拝借のこと
  • 第5章 出世と御足高
  • 第6章 大奥「諸事御近例之通相心得」
  • 第7章 出世の理由
  • 第8章 年収400俵の「よい御役」

「BOOKデータベース」 より

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