クラブとサロン : なぜ人びとは集うのか
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書誌事項
クラブとサロン : なぜ人びとは集うのか
(Books in-form)
NTT出版, 1991.1
- タイトル別名
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Club and saloon
- タイトル読み
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クラブ ト サロン : ナゼ ヒトビト ワ ツドウ ノカ
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注記
付: 異説クラブの系譜(1枚)
参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
クラブ・サロンの主役は「情報」である。特定の「情報」に特定の人たちが共感したり、反発したりする。あるいは「情報」のなかに、別世界をみようとする。クラブ・サロンは「情報」のキャラクターにこだわる。それは、ほかにはない、珍しい「情報」であることが望まれた。こうしたクラブ・サロンの「情報」は、歴史を代表する知性をつくり、また、もう一方では、歴史から排除され隠蔽されてきた。が、いずれにしても、クラブ・サロンの「情報」は、「情報の歴史」という舞台で、さまざまなターニング・ポイントを用意していったのである。
目次
- 第1章 クラブへの招待—人びとが集う場所(情報が価値をもったとき—ロンドンのクラブ文化から;反共同体のトポス—政治結社をめぐって)
- 第2章 メディアから消費へ—クラブとサロンの発生(情報ステーションの誕生—コーヒー・ハウスにはじまる;寝室に集まる人びと—フランスのサロン文化;狂乱の昼、歓楽の夜—サロン都市ベルリン)
- 第3章 多様なメッセージ—細分化するクラブとサロン(カルナヴァル空間の拡散と解体—19世紀フランスの文学サロン;自由をもとめる女たち—フランス革命と女性クラブ;クラブ・ザ・アンダーグラウンド—ヴィクトリア朝時代の秘密のネットワーク)
- 第4章 「数寄」から「連」まで—日本のクラブとサロン(寄合と会所—日本型クラブとサロンをめぐって;都市と密室—中世の茶室文化;連の場18世紀、日本のサロン)
- 第5章 蘇えるクラブ世界—もう1つの情報時代(クラブ近代史異説—領域を知らざる人びと;クラブ・サロンの編集史—テーブルを囲んだ情報装置)
「BOOKデータベース」 より