ゼロの記号論 : 無が意味するもの
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書誌事項
ゼロの記号論 : 無が意味するもの
(Selection 21)
岩波書店, 1991.2
- タイトル別名
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Signifying nothing : the semiotics of zero
- タイトル読み
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ゼロ ノ キゴウロン : ム ガ イミ スル モノ
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注記
原著 (London : Macmillan Press, 1987) の全訳
文献一覧: 巻末p3-5
内容説明・目次
内容説明
〈ゼロ〉そして無・空という観念は、人間の思考を限りないまでに誘発する。計算上の数学的ゼロ、観念の極限としてのゼロ、遠近法の消失点としてのゼロ、そしてこのゼロが生成するさまざまなテクスト。文学・絵画テクストからペーパー・マネーまで、人間の思考と実践と表象の本質をゼロの記号論的特徴から洗い直す新しい試み。
目次
- 0章 幕開け
- 1章 数、映像、貨幣(ゼロ;消点;信用貨幣)
- 2章 メタ主体の出現(記号に対するモノの先行性;ゼロの閉域—代数的変数;消点の閉域—小点;信用貨幣の閉域—有価証券;メタ記号を記号へ帰化させる)
- 3章 無—ゼロ(「0」の図像学;ギリシャ=キリスト教的な無;ヘブライ的な無;リア王と「無」)
- 4章 始源の不在(ゼノマネー;「テキスト」)
「BOOKデータベース」 より