わが街角
著者
書誌事項
わが街角
(新潮文庫)
新潮社, 1986.7
- 上巻
- 中巻
- 下巻
- タイトル読み
-
ワガ マチカド
電子リソースにアクセスする 全3件
大学図書館所蔵 件 / 全13件
-
上巻新潮文庫||さ-18-11000668010,
中巻新潮文庫||さ-18-21000668028, 下巻新潮文庫||さ-18-31000668036 -
上巻BK/913.6/Sa67/11204967881,
中巻BK/913.6/Sa67/2120496789X, 下巻BK/913.6/Sa67/31204967903 -
上巻SW||サ||18-1WA;9682510398,
中巻SW||サ||18-2WA;9682510401, 下巻SW||サ||18-3WA;9682510410 -
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上巻 ISBN 9784101475011
内容説明
遠くに火力発電所のおばけ煙突が4本、雨あがりの陽射しを受けて銀色にまばゆい。太平洋戦争目前の東京下町、ぬけるような青空の下、早瀬勝平は学校に上った。街は貧しいけれど、心豊かな人々は誰もが皆優しかった…。自ら東京大空襲の火の海をくぐりぬけた著者が、名もない小さな街角から激動の時代を見つめ、心のささえとは何か、人間らしさとは何かを問い直す自伝的長編小説。
- 巻冊次
-
中巻 ISBN 9784101475028
内容説明
学校はすでに決戦色ひといろで、体育と軍事教練ばかり。担任の石立先生は容赦なく“神風ビンタ”をとばす。戦況は誰の目にもじりじりと悪化し、飢えと空襲におびえる日々が続く。そんなある日、学徒動員されて鉄工所で働く勝平が見たものは、わけもなく打ちすえられ血を流す朝鮮人労働者の姿だった。人が、学校が、街が、変わって行く…。戦争中の赤裸々な人間模様を克明に描く。
- 巻冊次
-
下巻 ISBN 9784101475035
内容説明
昭和20年3月10日、東京大空襲の炎が街を包んだ。10万の命が火の海に消え、生き残った勝平たちを激しい飢餓が襲う。学校も区役所も映画館も焼け落ちた。そして背丈のしるされた煤けた柱も、金太郎の絵柄の茶碗も…。しかし泣いている余裕はなかった。今日一日を生きるために人々は力をふりしぼる。打ちひしがれた者同士の優しさだけが、崩れそうに重い心と身体のささえだった。
「BOOKデータベース」 より