カフェの光景 : 世紀末ヨーロッパの主役たち

書誌事項

カフェの光景 : 世紀末ヨーロッパの主役たち

ローゼ・マリー・ゾンマー=バンメル著 ; マンフレート・ハム写真 ; 青木真美訳

TOTO出版, 1991.2

タイトル別名

Europäische Cafehäuser

タイトル読み

カフェ ノ コウケイ : セイキマツ ヨーロッパ ノ シュヤクタチ

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注記

監訳: 中村利治

参考文献: p140-141

内容説明・目次

内容説明

この本は、世紀末ヨーロッパの文化事情を中心に、カフェの始まりから今日に至る300年のカフェ文化の物語である。ウィーンをはじめとして、東欧諸国から西はリスボンまでの、今日でもなお営業している34のカフェの—その全盛期の—歴史的エピソードをつづったアンソロジーであり、カフェ文化からヨーロッパを楽しむ旅行案内書でもある。また、印象主義的なムードあるカラー写真が豊富にちりばめられ、カフェ一つ一つの個性が魅力的に表現されている。

目次

  • 開かれた親密な場
  • イタリア(カフェ・グレコ—ゲーテも訪れたローマのドイツ館;カフェ・フローリアン—共和主義に忠誠を誓ったカフェ ほか)
  • ハンガリー(カフェ・ジェルボー—プラリネやドラジェが自慢のケーキ店;カフェ・ピルバツクス—革命の遺物、若者たちのカフェ ほか)
  • オーストリア(カフェ・セントラル—アルテンベルクのカフェへ行こう!;カフエ・シュペール、カフェ・ムゼウムゼゼッション派の空間とアドルフ・ロースの空間 ほか)
  • チェコスロバキア(カフェ・スラビア—冬の時代のオアシス、チェコ文学の故郷)
  • ポーランド(カフェ・ヤン・ミハリク—“若きポーランド”の力みなぎる文学が根づいたカフェ)
  • ドイツ(カフェ・デス・ウェステンス、ロマーニッシェス・カフェ、カフェ・アインシュタイン—首都大ベルリンの文学と芸術のカフェ;カフェ・ルイトポルト—元首ルイトポルトの名をとった荘大なコーヒー城)
  • スイス(カフェ・オデオン—亡命者たちが集まった異国の故郷)
  • フランス(カフェ・ブロコップ—啓蒙主義とフランス革命、そしてベルレーヌ;カフェ・ラ・クロスリ・デ・リラ—ヘミングウェーの心を温めたカフェとラム酒 ほか)
  • スペイン(カフェ・デ・ヒホン—洒落男ダリも登場したマドリードの文芸カフェ)
  • ポルトガル(カフェ・タバレス—激動時代の論客たちの溜まり場;カフェ・ア・ブラジレイラ—リスボン—マドリード間、翼のあるカフェ)

「BOOKデータベース」 より

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