脳死・臓器移植と日本社会 : 死と死後を決める作法

書誌事項

脳死・臓器移植と日本社会 : 死と死後を決める作法

橳島次郎著

弘文堂, 1991.6

タイトル読み

ノウシ ゾウキ イショク ト ニホン シャカイ : シ ト シゴ オ キメル サホウ

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内容説明・目次

内容説明

社会的に妥当な「死の定義」とは?先端医療における生と死の社会的合意とは何かを、医療と社会の境界領域から鋭く問いかける。

目次

  • 1 序論「人」の始まりと終わりの論理—問題のありか(脳と魂—アメリカ社会でなされたこと;関係の中の「人格」—日本社会のためらい;感情・作法・倫理—研究の方向;本書の構成)
  • 2 葬送儀礼の現在—伝統的死生観の検証(葬式—ムラと葬祭産業;墓と供養—イエと、死後のあり方の自由度の検証)
  • 3 献体と臓器提供—死の拠り所の、遺体への固着と拡散(献体—新しい身の処し方;臓器提供—日本の現状と、意識の動向;ギフト・オブ・ライフ—臓器移植の文化的特殊性;「死の看取り」としての移植医療)
  • 4 「脳死」のインパクト—制度の問題(多元主義に基づく絞り込み—アメリカ社会でなされたこと・続;「権威」と「合意」の筋違い—日本社会の混迷の源)
  • 5 結論 先端医療問題における社会的・文化的要因

「BOOKデータベース」 より

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