たたかいの原像 : 民俗としての武士道
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たたかいの原像 : 民俗としての武士道
(平凡社選書, 139)
平凡社, 1991.6
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タタカイ ノ ゲンゾウ : ミンゾク トシテノ ブシドウ
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各章末: 参照文献
Description and Table of Contents
Description
人が命をかけてたたかう時、人の命を絶とうとする時、人間や文化の本性が最もあらわになる。相手を倒すまで、全力をあげてたたかい、相手を傷つけたら、とどめを刺し、敗れたら、刺し違えて相手も道連れにする…。人として死ぬ、あるいは人として死なせる、その作法や約束ごとは、文化そのものだ。切腹—名誉ある死にかた。殉死—共に生き共に死ぬ、男どうしの情愛。これらを「残酷」とする、西欧流の人道主義とは異質な生命観、人間観が、ここにはある。人と獣が殺しあう狩猟伝承の研究に20年間たずさわった著者が、いよいよ人と人の殺しあいに目を向け、「日本精神」のひとつの大きな原郷に踏み込む。
Table of Contents
- 序章 武士とは何ぞや
- 第1章 たたかいの実像
- 第2章 〈たたかい〉とは何か
- 第3章 『太平記』とその時代
- 第4章 武士の千年
- 第5章 切腹の美学
- 第6章 共生同志とその表現
- 第7章 武士と少年愛
- 第8章 武士論再考
- 終章 〈たたかい〉の原像と〈いくさ〉
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