書誌事項

漱石文学の端緒

竹盛天雄著

筑摩書房, 1991.6

タイトル読み

ソウセキ ブンガク ノ タンショ

大学図書館所蔵 件 / 114

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

漱石は処女作『吾輩は猫である』と第一短篇集『漾虚集』に収めた諸作で、その文学世界の端緒を発見すると同時に、国民的作家へ至る道筋の端緒をもつかんだ。この作品群を、一章一編ごとに分解し、執筆順に読みなおしてみれば何が見えてくるか。作家精神の脈動を、漱石自身の執筆に立ち会う如くに解明するスリリングな論考。

目次

  • 1 漱石の登場(差異のなかの一致;漱石の登場)
  • 2 『吾輩は猫である』と『漾虚集』と(『吾輩は猫である』と『漾虚集』と;短篇小説集『漾虚集』の意味;挿話の連鎖としての『吾輩は猫である』)
  • 3 型、変奏、綾(坊っちゃんの受難;『草枕』について—「幻境」との往還;『虞美人草』の綾—「金時計」と「琴の音」)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ