中国史にみる女性群像
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中国史にみる女性群像
(清水新書, 054)
清水書院, 1990.10
- タイトル読み
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チュウゴクシ ニ ミル ジョセイ グンゾウ
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内容説明・目次
内容説明
秦末における項羽と劉邦との血みどろの抗争の蔭に散った一輪の名花にも似た虞美人。シルク‐ロードをめぐる、中国と北アジア遊牧騎馬民族との対立抗争。その舞台裏で、はるかな異境に嫁いだ公主たちの数奇な運命と望郷の念い。後宮での后妃たちの権勢争奪のすさまじい葛藤。ただ一人の女帝、則天武后。その他文明太后(北魏)、西太后(清朝)など政権を握った女性たち。本書は、秦末、楚・漢の抗争から滅亡まで、中国三千年の歴史を視野に入れて、歴史の虚実、光と陰とを語る雄大なスケールの「女性群像」である。
目次
- 1 項羽と虞美人(楚・漢の抗争;垓下の戦い)
- 2 漢の高祖をめぐる二人の女性(呂后と戚夫人との葛藤;政権を手中にした呂太后;項羽と劉邦の人物評価)
- 3 女流文学者班とその家系—班家の人びと(女流文学者班昭;班家の世系;班固と『漢書』;班超と西域経営)
- 4 異境に嫁いだ公主たち(烏孫王に嫁いだ細君;匈奴王に嫁いだ王昭君;吐蕃王に嫁いだ文成公主;「蔡文姫都に帰る」史話)
- 5 政権を握った女性たち(北魏朝の文明太后;唐朝の則天武后;清朝の西太后)
「BOOKデータベース」 より