藤原佐理研究
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藤原佐理研究
桜楓社, 1991.7
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フジワラノ スケマサ ケンキュウ
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藤原佐理研究
1991
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藤原佐理研究
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藤原佐理研究年表: p539-557
参考文献: p564-566
Description and Table of Contents
Description
日本書道史上、能筆家日本三蹟の一人、藤原佐理は、正しく伝えられてはいなかった。藤原兼家、道隆、道長等勝利者の系譜を主流とする『大鏡』には、佐理は、根廻しの拙ない政略にうとい如泥人の評をうけ、歴史的に敗北者とされている。しかし、『大鏡』の佐理評については、そうした反面をも考えるべきではないか。著者の研究は、佐理の多くの記録を広く整理し、天暦の治から摂関時代への推移、藤原氏内部の政争の中の佐理を見つめている。佐理の若年以来の行動と書状を関連し解読し、古記録と結んで裏付けとした。今、ここに、佐理の玲瓏とした実像を浮び上らせている。
Table of Contents
- 第1章 藤原佐理の人と時代(藤原佐理の家と佐理の幼少期をめぐる人々;藤原佐理の青年時代;藤原佐理の壮年時代;藤原佐理の晩年とその後)
- 第2章 藤原佐理の筆蹟(詩懐紙;藤原佐理の書状;佐理の書額)
- 第3章 三蹟の中の藤原佐理(小野道風と藤原佐理;藤原行成と藤原佐理)
- 第4章 藤原佐理補説(藤原為雅素描;『大鏡』と佐理;尊称「殿下」についての用例調査;二つの怪異譚と佐理;弾正忠拘禁事件と佐理)
- 第5章 藤原佐理の書の後世への投影
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