日本彫刻史研究法
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日本彫刻史研究法
東京美術, 1991.6
- タイトル読み
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ニホン チョウコクシ ケンキュウホウ
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内容説明・目次
内容説明
「仏像」彫刻を造形のみならず、政治・信仰背景、社会経済史、歴史地理学等から学際的にとらえるための研究方法を初めて提示。パノフスキーの像容図学、モレリ、ベレンソン流作家鑑識法の応用など、さまざまな方法論を駆使して彫刻の見かた・謎を解明。「仏像」彫刻のもつ問題をいかに把握し、理解すべきか。その解析方法を明らかにした画期的な入門書。
目次
- 日本彫刻史俯瞰—1つの試み
- 天平彫刻研究法(丈六金銅仏像の造立経緯を巡って;パノフスキー、イコノロジー的研究法—図像の遡源からの俯瞰法の一例;浄居山房と湧水信仰と観音像と;個人パトロン造像の歴史的地理学的研究法;東大寺造営の物資運搬ルートの研究—経済地理学的方法の一例)
- 肖像彫刻研究法の一例としての聖徳太子信仰とその造像
- 鎌倉彫刻研究法(胎内銘よりの研究法—鎌倉の武家社会での造像の一例;庶民信仰による造像例をめぐって—西大寺叡尊の太子信仰の一面;図像学と納入遺物と宗教性と;寺伝文書の検討と造像経緯を推測する方法;真宗系太子信仰の一例—文献をイコノロジーから批判する;庶民信仰の一形態、地蔵・文殊信仰へのアプローチ—モレリ、ベレンソン流の作家鑑識法の応用)
- 江戸彫刻研究法 群小作家系譜を辿る一例
- 文献の解釈法について
- 仏像の見方
- 地図の読み方
「BOOKデータベース」 より