芸術原論
著者
書誌事項
芸術原論
(同時代ライブラリー, 78)
岩波書店, 1991.8
- タイトル読み
-
ゲイジュツ ゲンロン
大学図書館所蔵 件 / 全129件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
芸術の前衛一本道を脱け出た自分が、モグラのように、いつの間にか利休の茶室の床下に来ていた—。芸術とは論じるものではなく、おこなうものである。60年代のネオダダ、千円札模写事件から80年代の超芸術トマソンへ、そして路上観察へ。人々の美意識を挑発しつづけてきた赤瀬川原平がついに到達した「侘び寂」の境地とは。「芸術」の原点にせまる脱芸術エッセイ集。
目次
- 1 芸術の素(考えことはじめ;波打つ偶然;本物そっくりのエネルギー;美の謎は乱数の謎;接触考)
- 2 在来の美(在来の美;セザンヌ筆触考)
- 3 脱芸術的考察(価値をつくる;自壊した絵画の内側;脱芸術の科学—視線をとらえる視線)
- 4 路の感覚(アークヒルズのエントツ;『吾輩は猫である』の猫の子孫;植物的無意識の採集;「ご当地」路上観察;「正解波」とのすれ違い;威風堂々の銭湯文化)
- 5 芸術原論(デュシャンからトマソンへ;芸術原論)
「BOOKデータベース」 より