禅の道
著者
書誌事項
禅の道
(講談社学術文庫, [988])
講談社, 1991.9
- タイトル別名
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Der Zen-Weg
- タイトル読み
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ゼン ノ ミチ
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注記
文庫no.はカバーにあり
内容説明・目次
内容説明
本書は、オイゲン・ヘリゲルのいわば「遺稿集」である。ここに収められている禅の神秘主義を論じた手稿の数々は、いずれもヘリゲル自身の決定稿である。“虎の描いて猫に類する”底の禅書が氾濫するなかで、身をもって禅の真髄に徹したヘリゲルの片言隻句は今日なお新しく、多くの示唆を与えてくれる。
目次
- 第1部 禅の道—オイゲン・ヘリゲルの手記より(禅の独自性—ヨーロッパ神秘主義と対比して;禅堂の修行;呼吸法;公案;「悟り」;公案体系;師家はどのようにして弟子の見性を「見分ける」のか?;日本演劇との関係;師家の点検;「悟り」による弟子の変化;禅と芸術;禅画;詩の中の「悟り」;見性体験に基づく思弁;日常生活における禅者の態度;禅僧;「山上また山あり」)
- 第2部 禅の実践(禅の修行者の成長過程:修行の道;陰徳;放下;悟り、再生、仏性;慈と悲;不立文字;万物との交感;禅僧の理解力;禅者と世間、生活、日常)
- 第3部 ヨーロッパから見た禅(禅と古典的仏教瞑想神秘主義;雑事における忍耐と克己;禅は権力欲や宣伝とは無縁である;禅宗—ヨーロッパ人の視点から;人間の「擬我」;転換の道;芸道における禅と禅道における修行法との相違;存在の中心;人間の離心と人間の本質成就;思惟の役割;正義と慈悲)
「BOOKデータベース」 より