神か黄金か : 甦るラス・カサス

書誌事項

神か黄金か : 甦るラス・カサス

グスタボ・グティエレス著 ; 染田秀藤訳

岩波書店, 1991.9

タイトル別名

Dios o el oro en las Indias : siglo XVI

タイトル読み

カミ カ オウゴン カ : ヨミガエル ラス カサス

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注記

参考文献: 巻末p1-10

内容説明・目次

内容説明

コロンブスが途を拓いた新世界征服をめぐる論争は、500年後の今、再び燃え上がりつつある。抑圧と貧困に苦しむ第三世界民衆の立場から、新しい神学を提起した著者は、スペイン支配下の十六世紀ペルーに沸き起った思想闘争の中に、同時代の匂いをかぎとる。圧殺・抑圧されたインディオに「鞭打たれたキリストたち」を見出したラス・カサスのたたかいに、現代への熱いメッセージを受けとったのだ。

目次

  • 第1章 早すぎる死(エスパニョーラ島の叫び;インディオの解放)
  • 第2章 二つの謬見(たった一人の人物;すべての悪の根源;権力と歴史)
  • 第3章 黄金すなわち福音のなかだち(美女〈白人〉と醜女〈インディオ〉;黄金なければ、神もなし;無主の地)
  • 第4章 インディアスの鞭打たれたキリストたちの立場にたって(預言者の呼び声;貧欲は偶像崇拝;キリストは黄金のために死なず)

「BOOKデータベース」 より

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