江戸小説の世界 : 秋成と雅望

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江戸小説の世界 : 秋成と雅望

稲田篤信著

ぺりかん社, 1991.9

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エド ショウセツ ノ セカイ : アキナリ ト マサモチ

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Description

上田秋成は大坂・京都の芸苑の生きた畸人であり、石川雅望は江戸町人として都市社会に通じた畸人であった。本書は、両作者の読本世界を通じ、日本近世の精神をあらためて捉えなおそうとした異色の文学研究。

Table of Contents

  • 1 上田秋成(典拠とテキスト—『雨月物語』の表現;命禄と孤児—『春雨物語』の主題;「宮木が塚」の構造—遊女と法然;聖宝理源大師説話—「御嶽さうじ」とミロク;岡崎俊平覚書—『百千鳥』と『胆大小心録』;うれたき論争—『呵刈葭』〈下篇〉論争について)
  • 2 石川雅望(『飛弾匠物語』論—機関と正義;『近江県物語』論—もうひとつの梅若物;『天羽衣』論—綾足・秋成・雅望;蔦屋重三郎覚書—江戸っ子と本屋;公事宿嫌疑一件—寛政三年の石川雅望;『都のてぶり』考—江戸の群衆;江戸橋広小路の狂歌—都市の広場)

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