ポストモダン科学と宇宙論
著者
書誌事項
ポストモダン科学と宇宙論
(地人選書, 42)
地人書館, 1991.10
- タイトル別名
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The return to cosmology : postmodern science and the theology of nature
- タイトル読み
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ポスト モダン カガク ト ウチュウロン
大学図書館所蔵 件 / 全96件
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内容説明・目次
内容説明
著者は、古代における神話の形成過程およびその存在意義に触れ、それが中世を経て、ルネッサンス以後の近代科学の勃興とともにいかに衰退消滅していったかを述べる。こうしてあたかも死滅したかに見えた神話が、近代科学のほぼ三百年にわたる発展過程を通していかに息を吹きかえし新たな神話体系としてよみがえっているかを指摘する。また、自然科学が生み出す種々の自然像、たとえば物理学的自然像と生物学的自然像から包活的な世界観を打ち立てること、すなわち自然科学と哲学の再合同の当否を問題提起的に論じている。
目次
- 序章 宇宙について考える
- 第1部 科学的神話体系(科学的理論と科学的神話;宇宙論の限界;倫理学と宇宙進化;科学と今日の世界観)
- 第2部 現代の宇宙論者を評する(アーサー・ケストラー;ピエール・テイヤール・ド・シャルダン;ジャック・モノー;フランソワ・ジャコブ;カール・セーガン;グレゴリー・ベイトソン)
- 第3部 宇宙論の未来—ポストモダン科学と理神論(すべての統一が失われた;傍観者の死;火と薔薇)
「BOOKデータベース」 より