人禍 : 餓死者二〇〇〇万人の狂気 : 1958~1962
著者
書誌事項
人禍 : 餓死者二〇〇〇万人の狂気 : 1958~1962
学陽書房, 1991.10
- タイトル別名
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A disaster caused by human neglect
人禍 : 餓死者2000万人の狂気 : 1958-1962
- タイトル読み
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ジンカ : ガシシャ ニセンマンニン ノ キョウキ : 1958 1962
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注記
解説: 加々美光行
内容説明・目次
内容説明
抗日戦争中に中国は2000万人もの人民の生命を失った。その結果、日本は降伏し、中華民族は解放された。その4年後に、中国は再び数百万人の犠牲を払って共産党政権を誕生させた。さらに10年を経て、中国はまたもや“人災”によって2000万人の人民の生命を失った。ところが2000万人の生命の犠牲は毛沢東をめざめさせるどころか、逆に“史上前例のない”文化大革命を引き起こさせ、さらに何百万人もの生命を葬り去ることになったのである。大躍進期の中国で起きた未曽有の惨禍がいまはじめて明かされる。衝撃のノンフィクション。
目次
- 第1章 「導き手」、「左」傾化する
- 第2章 災禍は協同化から始まった
- 第3章 「大躍進」から「大製鉄・製鋼運動」へ
- 第4章 金人民製鉄・製鋼運動の悲劇
- 第5章 人民公社の誕生
- 第6章 共産風が吹きまくり、貧困のどん底に
- 第7章 水増し、捏造、大風呂敷
- 第8章 狂気の沙太の数々
- 第9章 農民を奴隷のように扱った
- 第10章 「反右派闘争の追加補充」と「白旗抜き」
- 第11章 廬山会議前夜の緊迫した情勢
- 第12章 彭徳懐、大波乱をまきおこす
- 第13章 毛沢東、独裁化する
- 第14章 罪名の捏造と個人崇拝の横行
- 第15章 反右傾運動の展開
- 第16章 1000万人が迫害され、大飢饉始まる
- 第17章 安徽省だけで餓死者は2000万人
- 第18章 全国の餓死者は2000万人
- 第19章 「3年の自然災害」のせいにできるだろうか
- 第20章 経済困難はソ連の援助中止のためではない
- 第21章 「責任田」をめぐる闘争
- 第22章 各戸生産請負制は葬り去られる
- 第23章 北戴河会議で再び左傾化
- 解説 人禍の悲劇と現代史の画期としての中国革命の評価
「BOOKデータベース」 より