だれが、いばら姫を起こしたのか : グリム童話をひっかきまわす
著者
書誌事項
だれが、いばら姫を起こしたのか : グリム童話をひっかきまわす
(ちくま文庫)
筑摩書房, 1991.9
- タイトル別名
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Wer hat Dornröschen wachgeküsst?
- タイトル読み
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ダレ ガ イバラヒメ オ オコシタ ノカ : グリム ドウワ オ ヒッカキマワス
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内容説明・目次
内容説明
「赤頭巾ちゃん」は“おおかみなどは敵と思いなさい”と差別を教え、「ホレおばさん」は“文句をいわず、いわれたままに働けば幸福になれる”と服従をすすめる。グリム童話は人々に夢をはこぶが、それと同時に保守的な側面を持っている。グリム童話の伝承や収録にはどんな歪曲や誤解がひそんでいるのか?本書は14篇の有名なグリム童話をまな板にのせて「新しい」読み方を示しつつその「真相」に迫る。
目次
- 第1部 狼のリハビリテーション(オオカミと七匹の小ヤギ;赤頭巾ちゃん)
- 第2部 上昇する市民階級 反封建革命 敵対関係社会の諸問題(しあわせ者のハンス;白雪姫;食事の支度をするテーブル;勇ましい小男の仕立屋;シンデレラ;ホレおばさん;ブレーメンの辻音楽隊;ヘンゼルとグレーテル;ルンペンシュティルツヘン;小人の靴屋)
- 第3部 王女たちの性の問題(カエルの王さま;いばら姫)
「BOOKデータベース」 より