無限の二重化 : ロマン主義・ベンヤミン・デリダにおける絶対的自己反省理論

書誌事項

無限の二重化 : ロマン主義・ベンヤミン・デリダにおける絶対的自己反省理論

ヴィンフリート・メニングハウス [著] ; 伊藤秀一訳

(叢書・ウニベルシタス, 356)

法政大学出版局, 1992.2

タイトル別名

Unendliche Verdopplung : die frűhromantische Grundlegung der Kunsttheorie im Begriff absoluter Selbstreflexion

無限の二重化 : ロマン主義ベンヤミンデリダにおける絶対的自己反省理論

タイトル読み

ムゲン ノ ニジュウカ : ロマン シュギ・ベンヤミン・デリダ ニオケル ゼッタイテキ ジコ ハンセイ リロン

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注記

文献目録: 巻末piii-ix

内容説明・目次

内容説明

「詩の構造とは連続するパラレリズムの構造」とするヤコブソンの構造主義詩学の根本命題を基点に、そこに欠落する理論的基礎づけをロマン主義詩学から導出し、文学テクストの無限の展相的生成の力学を解き明かす試み。ベンヤミンとデリダを読解しその理論を関連づけ、初期ロマン主義詩学の明証化を図る。

目次

  • 1 パラレリズム、韻、詩的反省
  • 2 ヴァルター・ベンヤミンによるロマン主義反省理論の叙述
  • 3 産出および絶対的総合としての反省—非再現前化主義的な自己二重化モデルの根本規定(記号、言語、表出)
  • 4 初期ロマン主義の超越論哲学、神秘主義、幾何学、修辞学、テクスト理論、文芸批評の収斂点および消尽点としての反省的「屈折」の脱自的「遊動」
  • 5 ロマン主義の絶対的自己反省理論のシステム理論と歴史哲学における消尽点

「BOOKデータベース」 より

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