ミカドの肖像
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ミカドの肖像
(新潮文庫)
新潮社, 1992.2
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ミカド ノ ショウゾウ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上巻 ISBN 9784101389066
内容説明
近代天皇制と日本人—本書はこの謎めいた関係について、従来の天皇論とはまったく異なる角度からアプローチし、立体的に探っていく。なぜ西武グループは皇族の土地にプリンスホテルを建てたのか?なぜオペレッタ『ミカド』が欧米人から喝采を浴びるのか?…上巻には第1部『プリンスホテルの謎』、第2部『歌劇ミカドをめぐる旅』前半を収載。大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
目次
- プロローグ—デュオ“MIKADO”との対話(東京海上ビルの忘れられた冒険;原宿宮廷ホームのブラックユーモア)
- 第1部 プリンスホテルの謎(ブランドとしての皇族;土地収奪のからくり;天皇裕仁のゴルフコース;避暑地軽井沢と八瀬童子;修羅としての「大衆」)
- 第2部 歌劇ミカドをめぐる旅(ミシガン州ミカド町へ;ミカドゲームと残酷日本;西洋人の日本観と歌劇ミカド)
- 巻冊次
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下巻 ISBN 9784101389073
内容説明
なぜ明治天皇の御真影はバタ臭い西洋人の面立ちをしているのか?そこに我々はどんな意味を読み取ることができるだろうか?日本人の心性を、映像との関わりを軸にスリリングに解き明かしていく。近代天皇制を世界史のレヴェルで、大胆な仮説とともに実証的に考察した壮大なドキュメントである。全3部構成のうち、下巻には、第2部後半と第3部『心象風景のなかの天皇』を収録。大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
目次
- 第2部 歌劇ミカドをめぐる旅(世紀末の旅芸人たち;海を渡ったトコトンヤレ節)
- 第3部 心象風景のなかの天皇(天皇崩御と世界の反応;つくられた御真影;ジェノヴァから来た男;三島由紀夫の風景;複製技術革命の時代)
- エピローグ(「天皇安保体制」幻想—哲学者Nとの対話)
「BOOKデータベース」 より