科学的理性批判
著者
書誌事項
科学的理性批判
(叢書・ウニベルシタス, 361)
法政大学出版局, 1992.3
- タイトル別名
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Kritik der wissenschaftlichen Vernunft
- タイトル読み
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カガクテキ リセイ ヒハン
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内容説明・目次
内容説明
科学における真理・経験・認識とは何を意味するのか、科学は本質的に人間の文化を啓発し支配しうるのか。カント研究の豊かな識見を論拠に、自然科学的知識および歴史科学の構造分析、科学技術史の哲学的考察を通して〈知識〉の構造を明らかにするとともに、聖なるもの・神話的なるものの復権を示唆する。
目次
- 第1部 自然科学の理論(自然科学、神秘および芸術の根拠付けと妥当性の問題への歴史的序論;事例研究—量子力学における因果原理の根拠付けと妥当性;自然科学における根拠付けの問題の体系的展開;科学の根拠付けに関するデュエムの歴史主義的な理論の更なる展開;ポパーおよびカルナップの非歴史的科学論批判—ケプラーの『新天文学』を事例にして;もう1つの事例—量子力学の精神史的基礎;量子力学を新しい論理学と関連させようとする試みの批判)
- 第2部 科学史の理論と歴史科学の理論(経験科学についての歴史的な一般理論の基礎;歴史主義的な科学論から見た場合のデカルトからホイヘンスへの移行;歴史的‐発生的なものが相対論的宇宙論に対してもつ意義、および宇宙は1つの理念かという古典的な問い;ポパー哲学における真理概念の批判、および経験科学についての歴史主義的な理論における真理概念;科学史の過程と科学の進歩とについてのスニード‐シュテークミュラー説批判;歴史科学の理論的基礎)
- 第3部 科学技術の世界と神話の世界(科学技術の世界;科学と技術の時代におけるギリシア神話の意味)
「BOOKデータベース」 より