ドイツの憂鬱
Author(s)
Bibliographic Information
ドイツの憂鬱
（丸善ライブラリー, 041）
丸善, 1992.3
- Title Transcription
-
ドイツ ノ ユウウツ
Available at 151 libraries
Search this Book/Journal
Note
主要参考文献: p196-197
Description and Table of Contents
Description
東西ドイツの統一は、戦後の世界秩序の崩壊を最も象徴的に示す出来事である。一挙に西ヨーロッパ最大の国となったドイツは、今後国際経済・政治の中でより重要な役割を果たして行くであろう。しかし、劇的なベルリンの壁崩壊からわずか１年たらずで性急に達成された統一は、今ドイツに様々のきしみをもたらしている。新生ドイツはどのような問題を抱え、何処へ行こうとしているのか？統一前から現在までドイツに居を構え、現地で定点観測を続ける若者が、歴史の激動の中で変わりゆくドイツの姿を浮き彫りにする。
Table of Contents
- 第１章 秘密警察国家との戦い（国家の中の国家・シュタージ；政界のシュタージ汚染；私はシュタージの密偵だった；壁と射撃命令；第２の強制収容所計画；闇の支援者；スパイと統一；東ドイツの黒幕；ドイツ検察当局の苦悩）
- 第２章 旧東ドイツの試練（私たちは二級市民ではない—ノイルピン市からの報告；大量失業の嵐；民営化の先鋒・ドイツ信託公社；なぜ投資が進まないのか；悲鳴をあげる地方自治体；高まる不満）
- 第３章 東ドイツ経済を再建せよ（破られた公約；統一の「値段」は？；復興の請求書；見え始めた光）
- 第４章 ドイツ駐留ソビエト軍（占領軍から厄介者へ；兵器売ります；ソビエト軍の遺産；深まる独ソの絆）
- 第５章 心の中の壁（宴のあと；「外国人は動物ですよ」；遠い道）
by "BOOK database"