書誌事項

現代文学の状況と分析

大久保典夫著

(大久保典夫双書)

高文堂出版社, 1992.2

タイトル読み

ゲンダイ ブンガク ノ ジョウキョウ ト ブンセキ

大学図書館所蔵 件 / 43

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

目次

  • 1 自然主義と耽美派のあいだ(鏡花文学における悪;自然主義と戦争—花袋と泡鳴の場合;森田草平論;病跡からみた作家の軌跡—泡鳴は性欲上の病人か;恋から愛へ—近松秋江;近代作家と娼婦—荷風・潤一郎など;大阪生まれの女流作家の目;河野多恵子『谷崎文学と肯定の欲望』;「党生活者」をめぐる断想—小林多喜二ノオト)
  • 2 現代文学史の諸問題(私小説は滅びるか;近代文学と風土—作家との関連を中心に;職人気質とアルチザン;昭和文学の発想の形式—プロレタリア文学の系譜;転向と党批判—中野重治と埴谷雄高;昭和文学史の終焉についてのノオト—そのアウトライン)
  • 3 現代社会の病理(悪=平俗への反措定として—“恋愛”にひそむ淫靡なる宿執;ことだま讃歌への回心—運命共同体の崩壊とその再建について;作家にみる政治への視角;〈英雄〉の消滅)
  • 4 三島由紀夫・政治と文学(三島由紀夫の〈文武両道〉;三島由紀夫と改憲論;『美しい星』論ノオト;戦後を告発した三島演劇;三島由紀夫の文学は私生活と全く無関係か;三島事件の遺したもの;原則と組織のアポリア)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ