本のなかの本
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書誌事項
本のなかの本
(中公文庫)
中央公論社, 1990.12
- タイトル読み
-
ホン ノ ナカ ノ ホン
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内容説明・目次
内容説明
幾多の本のなかから選ばれた好著の条件とは何か。気鋭の批評家によって峻別された戦後の名著150冊。時を経て初見の印象を裏切られなかった本の真価と、それらの本への愛着を語り、読書の愉しみを説き明かす。
目次
- 歴史の転換期と人間の器量 星新一『明治の人物誌』
- 狂熱と過剰と混沌の権化 アンリ・トロワイヤ『大帝ピョートル』
- 肖像画の巨大な画廊 チャールズ・チャップリン『チャップリン自伝』
- タマは一つでも用は足せる 久生十蘭『玉取物語』
- 現代詩の一級品をすぐって 茨木のり子『詩のこころを読む』
- 通俗社会学としての落語 桂米朝『落語と私』
- 警句の楽しみ 和田誠『お楽しみはこれからだ』
- 生命の謎に迫る劇的な仮説 ライアル・ワトソン『生命潮流』
- 気魄のこもった書物随筆 谷沢永一『完本・紙つぶて』
- 日本詩史をつらぬく大詞華集 大岡信『折々のうた』〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より