作家の訳した世界の文学
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作家の訳した世界の文学
(丸善ライブラリー, 046)
丸善, 1992.4
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サッカ ノ ヤクシタ セカイ ノ ブンガク
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作家の訳した世界の文学
1992.4.
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作家の訳した世界の文学
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Description and Table of Contents
Description
我が国の近代小説の幕明けは、西欧文学の翻訳から始まったといっても過言ではない。多くの作家たちが、西欧の価値観や様々な技法に接し、挑発されて、独自の新しい文学の世界を切り拓いていった。さらな戦後から現代にかけては、より多様で、そしてより多彩な翻訳文化が開花し、数々の作家が、創作や翻訳に独自性を主張した作品を発表している。本書は、近代から現代にわたる日本の作家たちが、自ら翻訳した様々な作品を取り上げ、その変遷と背景を探り、「翻訳」小説の本質に迫ってゆく。
Table of Contents
- 序「差異」と「同一化」の間で—村上春樹とレイモンド・カーヴァー
- 1 戦前に訳された世界文学(語りの戦略—トマス・ハーディー「グリープ家のバアバラの話」谷崎潤一郎訳;二重の意味を読む—エドガー・アラン・ポオ「アモンティリャアドの酒樽」佐藤春夫訳;換骨奪胎の才—テオフィル・ゴーチエ「クラリモンド」芥川龍之介訳 ほか)
- 2 戦後に訳された世界文学
- (夢魔とユーモアを訳す—フランツ・カフカ『田舎医者』長谷川四郎訳;アンチ・ヒーローの系譜—バーナード・マラマッド『レンブラントの帽子』小島信夫訳;都市幻想の叙法—ジェラール・ド・ネルヴァル『十月の夜』中村真一郎訳 ほか)
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