童話の宮沢賢治 : 太母、子供ハ人間ノ父
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童話の宮沢賢治 : 太母、子供ハ人間ノ父
洋々社, 1992.3
- タイトル読み
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ドウワ ノ ミヤザワ ケンジ : タイボ コドモ ワ ニンゲン ノ チチ
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内容説明・目次
内容説明
自然の幻想的表現である異界、他界、迷宮—。子供たちをとりかこむこれら母性的な空間は、賢治童話における象徴としての母である。母性としての自然と、父性としての精神の真の姿を求める子供を通して、賢治文学の現代的な復活を探る意欲的論考。
目次
- 序論(伝記の中から;諸特色の中から)
- セロ弾きのゴーシュ—黒い音楽
- 銀河鉄道の夜—陰画としてのザネリと鳥捕り
- よだかの星—本質的な無垢
- ガドルフの百合—夜の経験と白百合
- やまなし—父と息子と不在の母
- 貝の火—ホモイ外伝のための序
- 土神ときつね—エロスに染まる無垢の悲劇
- 風の又三郎—摩訶不思議・子供の領分へ
「BOOKデータベース」 より